導入事例

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導入事例 e-reverse.com

五洋建設株式会社様

安全パトロールと合わせてエラーをなくす運用を確立

事業内容

所在不明マニフェストをゼロにする管理

安全品質環境部では電子マニフェストに加え各現場から集まる紙マニフェストの管理をしています。 委託契約が成立すると、電子マニフェストの場合はルート登録を行い、紙マニフェストの場合は伝票の印字を行い、現場に発送します。

使用状況については電子マニフェストの場合はPCの画面で確認するだけですが、紙マニフェストの場合は排出事業者が保管管理すべき4枚の伝票を現場で指定用紙に貼りつけた状態で回収しています。また使用していないマニフェストについても漏らすことなく回収をしています。そうして回収したすべての紙マニフェストの情報を手作業で入力しています。

導入事例 写真田邉部長とマニフェストを管理されている、菊池様、佐藤様、暮田様。

導入の経緯

紙マニフェスト&JWNET直接運用における作業量の減少を期待

紙マニフェストに関する作業量が支店・現場ともに減少する効果を期待し、JWNET加入を検討しました。しかし、JWNET直接運用では、当社の規模で実際に運用を開始するのは難しいと感じ、当時同業他社で導入が進んでいたe-reverse.comもあわせて加入し、電子マニフェスト運用を開始しました。電マニ導入およびe-reverse.com加入により、紙マニフェストの印字作業、支店での使用マニフェスト保管管理のための送料や保管用のファイル代などの費用と保管場所の削減につながるのはもちろん、携帯電話を利用したマニフェスト承認・PC後承認など実際に産廃を排出する「現場」の業務効率化も期待できそうでした。また、営業マンがとても親切に導入手順の相談に答えてくれたので、スムーズに導入することができました。

導入効果

現場の反応は、Good!

JWNET直接利用では、機能等の修正依頼には対応してもらえないと思いますが、イーリバースは建設業に特化したWebサービスであり、排出事業者とサービス提供者が同じ目線に立つことで、より電子マニフェストを利用しやすくなるサービスの確立へ向けて話し合うことができる体制が良いと思います。 電子マニフェスト利用の各現場からは「安全品質環境部からの指示は、廃棄物の適正処理等のために現場の仕事を増やす指示が多いと感じていたが、電マニ導入はとても助かっている。」と言われています。導入時に期待していた効果がでていると感じています。

紙マニフェストの管理は大きな負担

以前は年間3万枚以上のマニフェストをすべて紙で管理していましたが、膨大な労力と時間がかかっていました。現在でも一部、紙マニフェストの作業が残っていますが、印字のソフトが古く時間がかかる上に、現場から戻ってくるマニフェストの内容と枚数を確認する手間がすごくかかります。伝票が足りない場合、確認ミスなのか伝票が届いていないのか判断ができず、再度確認しなければいけないので、業務の中でも紙マニフェストの管理はとても負担が大きいです。e-reverse.comを利用することで、ルート登録を行った後は、ある程度作業を現場に任せることができるので、とても能率的になりました。困るのは現場の担当者が作業承認のパスワードを忘れた時くらいです。

安全パトロールと合わせてエラーをなくす運用を確立

マニフェストの処理状況は安全パトロール時に各現場に指導を行っています。支店がダブルチェックすることで、エラーをなくす体制をとっています。
問い合わせの窓口についても、管理は支店、操作方法はイーリバースのカスタマーサポートと各現場に指導している為、支店に操作方法の問い合わせが来ることはほとんどありません。 また、e-reverse.com加入の処理業者とも連携して適切な電子マニフェスト運用に努めています。

今後の展望

熱回収・優良認定などでの処理業者検索

導入した2006年当初は、使いたい処理業者がe-reverse.comに加入しておらず、困ることもありましたが今は導入企業が増えて使いやすくなりました。今後は熱回収や優良認定などの認定を持っている処理業者が検索できると良いと思います。

訪問現場

日ノ出町駅前A地区第一種市街地再開発事業

導入事例 写真隈元工事所長と喜田工事主任。建設中の現場の概要について丁寧に説明をして頂きました。

商業・福祉・住居一体型の駅前再開発

建設中の建物は地上22階建ての商業施設と有料老人ホームと住居が併設される複合建築物で、京浜急行電鉄日ノ出町駅徒歩1分の超高層タワーマンションです。
2012年6月より敷地面積約3000㎡超の区画解体工事を始め、2013年2月から2015年3月の約2年間建設工事を行います。

風景写真(大岡川対岸の現場事務所から現場をみて) 2012年夏から解体工事を始めて更地にした後、建設工事に着工。すぐ後ろには京浜急行電鉄日ノ出町駅の高架が見える。
導入事例 写真日ノ出駅を出てすぐの現場の囲いの前で。完成予想パースが目を引きます。

今後の展望(訪問現場)

大量のがれきはPCで一括承認

今回の解体工事では、ほぼすべて電子マニフェストを利用したおかげで、発行した900枚以上のマニフェストを紙マニで管理した場合と比較すると、伝票の確認と整理のための作業を毎日1時間程度短縮することができました。またe-reverse.comを利用すれば、排出の翌日から3日以内であれば業者の作業伝票をもとにPCからの一括承認ができるので、1日のマニフェスト発行件数が大量であってもその都度の承認作業は行わず、後日、自分の都合が良いタイミングで承認することができる点が特に助かっています。

現場で利用する民間企業のサービスはe-reverse.comだけなので、あって当たり前のものとして利用してきましたが紙マニフェストを処理する業務負担と比べて、とてもスムーズに管理できていると感じます。

ユーザー概要

社名 五洋建設株式会社
URL https://www.penta-ocean.co.jp/
事業内容 建設工事の設計および請負 ほか
所在地 東京都文京区後楽2-2-8
創業 創業 1896年
設立 1950年
資本金 30,449百万円

インタビューご担当者様

五洋建設株式会社
東京建築支店
安全品質環境部
田邉氏・菊池氏・佐藤氏
五洋建設株式会社
隈元工事所長
喜田氏