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リバスタの「産廃CO₂サービス」のGHG排出量算定方法について 第三者機関による妥当性確認を完了

算定結果がより信頼性の高いデータ※1として活用可能に

 建設業界のICTソリューションを提供する株式会社リバスタ (本社:東京都江東区、代表取締役:高橋 巧、以下 当社)が提供する、「産廃CO₂サービス」(以下 当サービス)は、ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社(以下 ソコテック)より、その温室効果ガス(GHG)排出量算定システムに対する妥当性の確認を受けました。
「産廃CO₂サービス」は産業廃棄物の運搬に関わるCO₂排出量の算定が可能なサービスです。
 

■背景

 パリ協定に基づいた2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、建設業では建設現場で発生するCO₂排出量の削減が求められており、そのためには正確な状況把握が不可欠です。その中でもScope3※2にあたる産業廃棄物収集運搬時のCO₂排出は主要な排出源の一つですが、算定や報告をするためには取引先からの情報提供が必要であり、手間や時間がかかる等の課題がありました。このような課題を解決するため、当社は2021年6月より当サービスを提供しています。

 このたび、当サービスは温室効果ガス(GHG)排出量の第三者検証機関であるソコテックより、ISO14064-3※3を参照のもと、GHG排出量の算定システムに対する妥当性の確認を受けました。
 当サービスが提供する算定結果はより信頼性の高いデータ※1としてご活用いただけます。

※1ただし、当サービスはユーザーが入力するデータに基づいてCO₂排出量を算定するシステムであり、ユーザーが当サービスを使用して算出したCO₂排出量のデータそのものをソコテックが確認・保証するものではありません。
※2 Scope3:温室効果ガスの排出量算定と報告の国際基準「GHGプロトコル」で定められた、事業者の活動に関連する他社の排出を指す排出区分
※3ISO14064-3:国際標準化機構(ISO)が定めたGHGに関する主張の妥当性確認および検証のための仕様や手引き

■産廃CO₂サービスについて

 電子マニフェストサービス「e-reverse.com」で作成したマニフェスト情報から、産業廃棄物の収集運搬時のCO₂排出量を自動算定するサービスです。
 「e-reverse.comの入力情報から自動で算定するため追加入力が不要」、「CO₂排出量を1輸送ごとに把握可能」、「ESG経営やSDGsなどの経営指標に利用可能」という3つの特徴を持っています。
・サービスページURL : https://www.e-reverse.com/option/co2/

■今後について

 当社は建設現場で発生するCO₂排出量を、網羅的に管理できるプラットフォームサービスの開発に着手しています。当サービスに加え、建設現場施工管理サービス「Buildee」の算定データとも連携行うほか、残土輸送、購買燃料、電力使用等で発生するCO₂も管理ができるサービスとなる予定です。