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中間処理とは

産業廃棄物の処理の過程の一つに、中間処理と呼ばれる工程があります。この中間処理は、産業廃棄物処理の中でも非常に重要な役割を果たしており、欠かせない工程の一つです。ここでは、中間処理について、その方法や流れを詳しく解説します。

1. 中間処理とは

排出された産業廃棄物の多くは、そのまま埋め立てなどの最終処分をされるのではなく、焼却や脱水、分別などが行われており、これらの処理を総称して「中間処理」と呼ばれています。 この中間処理には、産業廃棄物そのものの量を減らしたり、リサイクルできるものとそうでないものを選別したりといった効果があります。事実、中間処理を行うことで排出された産業廃棄物の量を半分近く減らすことができており、中間処理は日本の廃棄物処理においてなくてはならない工程の一つであると言えます。

2. 中間処理の方法

一口に中間処理と言っても、その方法にはさまざまな種類があります。代表的な中間処理の方法を見て行きましょう。

焼却

焼却とは、その名の通り産業廃棄物を燃やすことによって減量化を行う、中間処理の方法の一つです。焚火などをイメージするとわかりやすいと思いますが、薪の状態よりも燃やして灰にしてしまった方が、物としての大きさや体積は小さくなります。これと同じように、産業廃棄物を燃やして燃え殻にすることで量を減らすのが、焼却の目的です。

粉砕

粉砕とは、産業廃棄物を潰したり砕いたりして減容化を行うことです。例えば家庭内でも、ペットボトルを捨てる際に一度つぶしてからゴミ箱に入れるという人も多いと思いますが、あの作業をもっと大規模に行うのが粉砕、とイメージするとわかりやすいでしょう。また粉砕は、産業廃棄物の減容化だけでなく、細かく砕くことで、そこからリサイクル可能な資源を取り出す際にも役立ちます。

溶融

溶解とは、産業廃棄物を高温で溶かすことです。焼却で発生した焼却灰は溶かすことで、路盤材の原料として使わうことができ、リサイクルにも繋がっています。

脱水

脱水とは、産業廃棄物の中から水分を取り除く作業のことです。例えば水を吸ったスポンジが重く大きくなるのと同じく、産業廃棄物も水分を含むことで、その量や大きさが増加してしまっているものも少なくありません。そうした産業廃棄物から水分を取り除くことで、減量化をはかるのが、脱水の主な役割です。

選別

選別とは、産業廃棄物を種類や目的に合わせて分別することです。一口に産業廃棄物と言ってもその種類はさまざまであり、そのまま埋め立てるしかないものや中間処理によって減量化できるもの、リサイクルできるものなど、行うべき処理は異なるものです。そこで行われる中間処理が選別であり、より効果的な中間処理を行う意味でも、選別は非常に重要な役割を果たしています。

安定化

産業廃棄物の中には、廃酸や廃アルカリなど、そのままの状態では人体や環境に悪影響を及ぼすものもあります。そうした産業廃棄物を中和し、安定化した状態に戻すのが安定化です。

無害化

ダイオキシン類を含んだものや、PCBを含んだものなど、有害な産業廃棄物から有害物質を除去したり、分解したりすることによって、人体や環境に悪影響を及ぼさないようになるのが無害化です。無害化したものは、改めて焼却などが行われ、より最終処分がしやすい状態へと処理されます。

3. 中間処理の流れ

中間処理を行う場合、まずは運搬されてきた産業廃棄物の重量が計られ、それによって処理料金などが割り出されます。その上でマニフェストと照らし合わせ、持ち込まれた産業廃棄物の種類に間違いがないか、危険物や処理できないものが混じっていないかを検査します。
検査で問題がなければ、次に大きいものや重いものなど、産業廃棄物を大まかに分別する粗選別と呼ばれる工程を通過。最後に手選別と呼ばれる人の手による細かい分別がなされ、上でも紹介した焼却や溶解など、それぞれの産業廃棄物に適した中間処理が行われます。

4. 中間処理施設

中間処理施設は産業廃棄物を最終処分する前の中間処理を行う施設です。
具体的には、産業廃棄物を再利用可能な資源とそうでないものを「分別」し、その量を最小化(減容化)します。その上で、性状が変化することなく、有害物質が溶け出さない状態にする(安定化)と化学的処理を行い、最終処分に適した性状に整える(無害化)までを行います。

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