2017/06/19

大和ハウス工業株式会社様

大和ハウス工業株式会社様(排出事業者)

 

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大阪府にある本社ビル

 

今回は大阪府大阪市に本社を置く排出事業者、大和ハウス工業株式会社様へお伺いしました。

大和ハウス工業様は、戸建住宅・賃貸住宅・分譲マンションをはじめ、商業施設、医療・介護施設など幅広い事業を国内外で行っており、グループ会社数は196社にのぼります。(2017年3月末現在)

インタビューでは、電子マニフェストWebサービス e-reverse.comの導入にいたった経緯や、普及に向けての取り組みについてお伺いしました。

 

 

お話をお伺いした方 安全管理部:服部様、広報企画室:佐野様

安全管理部の業務内容

安全管理部の業務内容は施工現場および生産工場における安全管理と廃棄物管理を徹底することで、災害・事故の撲滅と廃棄物の不法投棄・不適正処理を防止し、法違反リスクを低減することです。

具体的には、施工現場のパトロールや事業所監査の実施、フォロー、社員への教育・指導、効率的に管理ができるシステムやツールの導入などを行っています。

 

e-reverse.com導入の経緯

従来から紙マニフェストを管理するための社内システムで運用をしていましたが、次のような問題点・リスクがありました。

  • 社内システムで印刷したマニフェストが間に合わない、もしくは不足した場合、現場で廃棄物の処理委託を行えない
  • マニフェストへの記入ミス、記入漏れの可能性がある
  • A票や戻り票(B2、D、E票)を紛失する可能性がある
  • A票や戻り票の情報を社内システムに手入力するのに膨大な時間がかかる

こういった問題点・リスク対策として電子マニフェストの導入を検討していた時に、イーリバースドットコムから社内システムと相互にデータ連携をすることで効率的に電子マニフェストが運用できるという提案を受けたのがきっかけです。

 

e-reverse.comの普及状況

普及のための取り組みと電子化率

全国的な導入に先立ち、まずは一部の事業所で試行を行いました。その結果をもとにシステム改善や運用ルールの変更を実施した上で、各地区で説明会を実施して全国展開を図りました。

その後はe-reverse.com未加入の処理業者様に対して、加入をお願いしたり、イーリバースドットコムから直接説明に行ってもらったりしながら、処理業者様のe-reverse.com加入率を上げることに注力しました。

導入した初年度の電子化率は、当初の目標である67%を大きく上回り82%となりました。その後の普及も進み、現在は97%程度となっています。

 

e-reverse.comに対する評価

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グループシンボル「エンドレスハート」の前で 服部様(左)、佐野様(右)

紙マニフェストに関わる膨大な作業から解放

事業所の担当者からは、紙マニフェストの印刷や回収、社内システムへの登録作業から解放され非常に助かっているとの声をよく聞きます。

特に大規模な現場では100枚単位でマニフェストを交付しており、その作成は気が遠くなるほどの作業量でしたので尚更だと思います。

さらにカーボン紙で手が真っ黒になるという悩みもなくなったとのことです。

 

 

現場だけでなく管理者側の負荷軽減に

「e-reverse.com導入の経緯」で挙げた問題点は、社内システムと相互にデータ連携をすることですべて解決できました。

それに加え紙マニフェストの枚数が激減したことで、紙マニフェストの保管スペースが不要になったり、行政への交付等状況報告書の提出が軽減されるなどの副次的な効果もありました。また、安全管理部が実施する廃棄物監査の負担も軽減され、現場だけでなく管理者側のメリットも感じています。

 

現在の課題

排出事業場や運搬経路等の登録は、社内システムとe-reverse.com間でデータ連携を行い登録されるようになっています。連携したデータの反映にはある程度の時間を要するため、急な現場にも対応できるよう、各種登録作業は余裕を持って実施するよう気をつけています。

また、せっかくe-reverse.comに加入しているにもかかわらずスマートフォンでのマニフェスト登録ができない収集運搬業者のドライバー様がいたりして、マニフェスト承認が遅れる一因になっていますので、スマートフォンの使用を促進する必要があると考えています。

 

イーリバースドットコムに今後期待すること

同じ苗字の施主名など似たような現場名がある場合、現場を間違えてマニフェストを作成してしまうことがあります。後日それに気が付き、マニフェスト削除、正しい現場でのマニフェスト登録し直し・・・となると、システム上では承認遅れの状態になってしまいます。

このようなケースの対策として、例えば携帯電話のGPS機能と連携し、現在地と現場住所が一定距離以上離れている場合は「本当にいいですか?」という警告メッセージが出るようにする等、プラスアルファの便利機能が実装されるとありがたいです。

 

今後のビジョン

冒頭の「安全管理部の業務内容」でもお伝えしましたが、安全管理部の究極の目標は、「災害・事故の撲滅」と「安全・廃棄物に関する法律違反・リスクをゼロにすること」です。

そのためには従来のやり方にこだわらずルール・システム・ツールの導入・見直しを図って、会社として進化し続けなければならないと思っています。

 

 

インタビューにお伺いして

 

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「広島二葉の里プロジェクト」完成イメージ

 

現在、大和ハウス工業様がグループ一体となって進めているのが「広島二葉の里プロジェクト」。近年急速に発展が進むJR広島駅の北側に、ホテル・オフィス・商業施設を含む地上20階、地下2階、高さ約90mの複合ビルを建設中です。

ビルの高層階はグループ会社であるダイワロイヤル株式会社様が展開する「ダイワロイネットホテル」となる予定で、同じくグループ会社である株式会社フジタ様が設計・施工を行っています。

 

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豊かな暮らしをサポートするロボット事業

今回インタビューにお伺いした本社ビル一階には、自律動作をアシストする福祉用ロボットスーツ「HAL」をはじめとした様々なロボットが展示されていました。大和ハウス工業様では、福祉領域にとどまらないロボット事業も展開されており、人とロボットの心豊かな共生を目指しているそうです。

大和ハウス工業様がグループのシンボルマークに掲げる「エンドレスハート」の造形は、「絶えることのないグループの行動と、無限に続く成長・発展性」を表しているそうです。イーリバースドットコムの提供するサービスが、建築事業だけでなく幅広い分野・事業領域でさらなる発展を目指す大和ハウス工業様の業務効率化のお力になれていることを誇りに思うとともに、これからもより良いサービスをご提供できるよう努力していきたいと思います。

 

服部様、佐野様、誠にありがとうございました。

大和ハウス工業株式会社WEBサイト

 

[2017.5.18 インタビュー]

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